当院では最新の極細胃カメラを導入致しました。太さは5mm程度と「うどん」と同じくらいの細さのものとなっております。これだけ細いとほとんど咽頭反射は起こらず、口より胃カメラを飲んだとしてもほとんど苦痛はありません。もし胃カメラ時に鎮静剤(眠くなる薬)を一緒に用いれば、全くおえっとならずに無痛で、寝ている間に検査が終了します。経口でも全く無痛で行えるのですから、わざわざ合併症(鼻血、鼻痛等)の多い経鼻胃カメラを選択する必要はないかと思います。経鼻胃カメラとは胃カメラの一種で、口からではなく鼻から入れる内視鏡です(従来の胃カメラと比べると、胃カメラを口から入れるのか鼻から入れるのかの違いだけで、観察する部分は同じです。鼻から胃カメラを挿入することにより、のどの反射をおさえ、のどの不快感を軽減しますが、鼻血、鼻痛等の合併症は多くなります。)
当院では99%以上の方が、鎮静剤を用いた無痛の口からの胃カメラを希望され、楽に検査を終えられています。以前に胃カメラをされた方で、死ぬほど苦しい思いをされた方はおられませんか?実際その様な方々はノドの麻酔や鎮静剤も効きづらく、胃カメラを施行する側としては非常にやりづらいことも事実です。ただ、症状があり、本当に胃カメラを必要としている患者様が、その様な理由で、胃カメラを行うことをためらわれ、胃がん等の発見が遅れてしまい、進行がんとなって見つかってしまうこともまた事実なのです。その様な事態を避けるべく、当院ではあらゆる手段を用いて、患者様にとって最も楽な内視鏡検査を行えるよう努力してまいります。
鎮静剤を用いた、寝て行う無痛の口からの胃カメラの方が、目が覚めたまま行う鼻からの胃カメラよりもはるかに楽です。鼻から胃カメラか口から胃カメラか迷っておられるのでしたら、鎮静剤を用いた無痛の口からの胃カメラをお勧めいたします。全く苦痛はありません。ご安心下さい。検査を受けられた患者様の中には「どんなにしんどいのかと非常に不安だったが、これだったら毎日でも受けられるよ」とおっしゃる方もおられますし、「え?胃カメラもう終わったんですか?検査これからじゃないんですか?」「私、今寝てたみたいなんですけれども、検査はいつ始まるんですか?」検査後にこの様なほほえましい事をおっしゃる患者様もおられます。
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