サイレントキラーと呼ばれる生活習慣病について
生活習慣病というと本格的な病気ではないと症状が軽いように考えがちです。しかし、日本人の死因のトップであるがん、心疾患、脳血管疾患も生活習慣病とされており、命の危機に関わる病気になることもあります。そこでここでは生活習慣病にはどんなものがあるのかをまとめました。
糖尿病
ブドウ糖を上手く取り入れられなくなり、血糖値が高くなる病気です。糖尿病になるとブドウ糖がエネルギーを必要としている細胞に運ばれなくなり、血液中にあふれてしまいます。そのため、エネルギー不足になり、倦怠感や痩せていくなどの症状が現れます。他に、のどが異常に渇いたり、頻尿でトイレの回数が増えるなどといった症状もあります。そして糖尿病になって一番恐ろしいとされているのが、合併症です。腎臓障害、高血圧、網膜症などの合併症があります。
脳卒中
脳卒中は寝たきりや半身マヒの原因にもなります。急に脳の血管に異常が発生し、出血する病気です。脳卒中には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血があり、片側の手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、頭痛などの症状が現れます。脳卒中は、動脈硬化が引き起こす可能性が高いとされ、食の欧米化にともなって増えていっています。
高血圧症
動脈に異常な圧力がかかる病気で、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、動悸などの症状があります。高血圧症は動脈硬化によるものと血圧が高いものがあり、一過性的に脳機能が低下したり、脳出血を起こしたり、心不全、腎硬化症、脳梗塞などの合併症が起こる可能性があるので、注意が必要とされています。 生活習慣病は、徐々に体へ負担がかかるので自覚しにくく、命に関わる症状よりも生活に支障をきたす症状が多いことが特徴です。自覚症状がないけど不安だという方は、病院で自分の状態を知ることから始めてはいかがでしょうか。
枚方市にある当院は、JR学研都市線長尾駅を利用して、京都府八幡市、寝屋川市からも患者さんがいらっしゃいます。内科の日曜祝日診療を行っていますので、平日の来院が厳しい方でも診察ができます。ぜひ、普段の健康管理のこと、生活習慣病のことなどお気軽にご相談ください。