人が発熱する理由と仕組みを解説!
風邪やインフルエンザに感染した際に、発生する発熱。発熱はしっかりと体を守ろうとしている結果ですので、発熱自体は決して悪いものではありません。こちらでは、発熱する理由と仕組みを解説します。
発熱は体から現れるサイン!
熱は病気であるということを知らせるサインであって、決して有害なものではありません。発熱する原因のほとんどは、体が病原体と戦い、体を守るための生体防御反応なのです。
またウィルスは、体温が低いと増殖することも多いため、発熱することで増殖を防いでいます。そのため、熱がでたからといって、すぐに熱を下げようとしてしまうことは、体が戦おうとしている状態を無理やり抑制し、逆に病原体等の脅威を大きくすることにつながります。
発熱で少しボーっとする程度であったり、軽度の発熱であれば、体を休めることを優先し、熱を下げようとしないことが大切です。ただし、熱が上がり過ぎると、その熱によって体に影響を及ぼしてしまうことになるので、上がり過ぎた熱は下げる必要があります。
発熱をする仕組みについて
発熱には、免疫が大きく関与していきます。ウィルス等の病原体が体の中に入ると、白血球等の細胞がそれを捕食していきます。ウイルスとの戦いがはじまると、免疫活性食細胞の活躍により「サイトカイン」という物質が作られます。サイトカインが血流に乗って流れていき、やがて脳に達します。
しかし、途中に血液脳関門というゲートがあるため、サイトカインはそこを通ることができません。そこで、サイトカインは情報を伝えるプロスタグランジンE2の産生を促し、それらが情報を視床下部へと伝えるために移動していきます。
情報を受け取った視床下部の体温調節中枢は、身体各部に体温を上げるように指令を送ります。これによって、病気と闘える環境を体自らが作っていくことになります。
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