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大腸内視鏡検査で早期発見と治療を

大腸内視鏡検査で発見できる病気はいくつもあります。大腸は人体の臓器の中でも非常に大きな役割を持っているがゆえに、異常に気づけることのメリットはとても大きいです。それは、一見すると無関係に思えるインフルエンザでも、腸による免疫力が密接に関係しています。

京田辺市で内視鏡検査に興味がある方、こちらでは大腸内視鏡検査でわかる病気について紹介していきます。

大腸の炎症をいち早く知る

内科の検査で重視しているのは、もちろん病気の早期発見です。これは予防医学においても、非常に大切な診療になっています。

大腸内視鏡検査で発見できる代表的なものは炎症です。大腸であっても当然、他の部位と同じように炎症は起こります。炎症の原因によっては異なりますが、潰瘍性大腸炎と呼ばれることもあり、排便で異常が見られるようになります。大腸の粘膜がただれる「炎症」ですから、肺炎や気管支炎と同じように、内科的な治療(内服)が基本です。

直接大腸の中を確認する内視鏡検査であるからこそ、見過ごしてしまいそうな異常も発見できます。

大腸がんの発見は内視鏡検査の長所

大腸がんというのは罹患率が高いがんであり、どのような人でもかかる可能性のある病気と言えるでしょう。そのため、普段から大腸の異変に気づきやすくなるための健康管理が大切ですが、早期の大腸がんには自覚症状がほとんどありません。それゆえに発見が遅れてしまうこともあります。

しかし、大腸内視鏡検査を利用することで、がんが悪化してしまうリスクを低め、適切な治療に入りやすくなります。特に早期発見ができた場合の治療の可能性は、非常に大きなものとなっています。

がんの早期発見につながるというだけでも、大腸内視鏡検査を受ける価値はあると言えるでしょう。

大腸ポリープも代表的な病気

大腸ポリープも大腸内視鏡検査で発見できる代表的な病気と言えます。

大腸を構成するのは盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸などです。大腸粘膜のあるこれらの部位に発生するがんは、すべて大腸がんと呼びます。そのため、先述した部位にできるポリープはがんに発展していく可能性を持っており、ポリープの状態で切除できれば、非常に大きなメリットとなります。

定期的な検査によって、小さい状態のポリープで発見できるようになれば、より病気の脅威は小さいものになっていきます。治療のための負担も軽減できますので、40歳を過ぎたら性別を問わず受検することをおすすめします。

大腸内視鏡検査で発見できる病気というのは、早期治療ができればできるほどメリットがある病気ばかりと言えるでしょう。それゆえに大腸内視鏡検査はとても重要な検査の一つであり、同時に定期的にしっかりと受けておきたい検査方法でもあります。

京田辺市で内科を受診したい方、長尾台診療所はJR学研都市線「長尾駅」すぐのところにある内科・小児科・消化器内科です。京田辺市や交野市からもご利用いただけます。大腸内視鏡による検査は月曜~水曜、金・土曜の午前中に行っていますので、診療時間内にお電話ください。

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