意外と知らない!非定型うつ病について
「うつ病=気分が落ち込む・食欲がなくなる・眠れなくなる」といったイメージを多くの方が抱いています。間違ってはいませんが、うつ病にはいくつかのタイプがあり、タイプによって症状の出方が異なるのです。こちらでは、意外と知られていない非定型うつ病についてご紹介いたします。
非定型うつ病とは?
うつ病の認知度は高まっていますが、ここ数年増えてきている非定型うつ病の認知度はまだまだ低いといえます。今初めて知ったという方もいらっしゃるでしょう。
非定型うつ病というのは、20~30代の女性に増えてきている新しい心の病気です。新しい心の病というのは、専門家の間でもまだ十分に理解されていないため、判断が難しく見逃しやすいといった傾向にあります。そのため、他の病気と診断されてしまったり、性格であり病気ではないと診断されてしまったりするケースも多くあるのです。
どういう症状が出るの?
非定型うつ病は、従来のうつ病とは異なる症状が見られます。
例えば、何をしても楽しめない、朝方に憂鬱な気分が悪化するといった症状が出る従来のうつ病に対し、非定型うつ病は、抑うつ気分はあるが楽しいことがあると改善する、憂鬱な気分は夕方に悪化するといった症状が見られるのです。
また、過眠は認められるものの眠れなくなるということはなく、食事に関しても食欲増加は認められるものの食欲低下といったこともありません。
一見、「甘え」と捉えられそうですが、甘えているわけではなく、本人自身も気分の波を制御することができていないのです。
当てはまったら注意!非定型うつ病診断
- 憂鬱な気分であっても楽しいことがあると明るくなる
- どんなに寝ても寝足りない
- 食欲旺盛になり体重が増加した
- 夕方~夜にかけて気分が沈む
- 疲労感が強く体が鉛のように重たい
- 他人の顔色がとても気になる
※2周間以上気分が落ち込んでいて、上記の項目に当てはまっている方は非定型うつ病が疑われます。
大阪府枚方市にある長尾台診療所には、内科・小児科・胃腸科・リハビリテーション科などがございます。うつ病や非定型うつ病を疑った方はまず内科へご相談ください。内科ではうつ病の他にも、かぜ、腰痛・肩こり、糖尿病などの症状に対応しております。また、胃カメラ・大腸カメラ、プラセンタ・にんにく注射など患者様のご希望に幅広く対応することが可能です。
休日診療・夜間診療も行っており、枚方市だけでなく、交野市や寝屋川市など幅広い地域から患者様にお越し頂いています。診療時間や交通アクセスなどでご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。