長尾台診療所 デイケアセンターの魅力

長尾台診療所 デイケアセンターは、土曜・祝日もご利用いただけます（日曜は休み）。ご家庭での介護に休みは無く、曜日は関係ありません。土曜・祝日も運営することによって、ご本人様やご家族様の、在宅での不安やストレスを少しでも和らげられる様、今後も努力を続けて参ります。ご利用可能時間や料金も平日と同じです。お試しの方もお気軽にお越しくださいませ。

デイケアセンターの隣にある長尾台診療所とは、館内の通路で連絡しています。どんなに気をつけていても、高齢者の方ですから、お風呂で急変したり、お食事をのどに詰められることもあります。そんな時にも、すぐに診療所にて対処可能ですので安心です。身体の具合の悪い利用者の方は、まず診療所で診察を受けていただきます。これは、介護保険の仕組み上、途中で診療所に行っていただくと介護保険が適用されなくなってしまうからです。

一日楽しく当デイケアセンターでお過ごしいただいた後は、送迎のお車でお帰りになる前に、診療所の受付の人がデイケアセンターに参りますので、そこで薬の受け渡しや医療費の清算もしていただけます。お薬を急いで、飲んでいただかなければならないような場合は先にお渡しするようにしています。病状については連絡帳でご家族様にお伝えします。わざわざ医療機関にお連れする手間が省けるわけですから、ご利用者様のご家族には非常にご好評いただいているシステムとなっております。

リハビリに関しましても、ドクターと理学療法士・作業療法士、整体師の先生と一緒になってリハビリのプランを練りますし、例えば骨折した方がおられてもレントゲンですぐに状況を確認することができます。体の痛み・手足の麻痺等の状況などについても連携を取っており、ご利用者様にとって一番良い方法でリハビリを行うことができます。

ご利用者様から、「かなりおいしい」とお誉めいただいておりますお食事は、院長の方針で、診療所の畑でとれた野菜やハーブ・果物等をも丁寧に調理してお出ししているため、皿数が多くなっています。プラスチック製の食器ではなく、瀬戸物の器に盛り付けているため、見た目もおいしそうですしその季節ごとに栄養のあるものを、品数もボリュームも多めにして、おいしくご提供しています。お食事は、ご利用者様が一番楽しみにしておられる事の一つですので、値段は一食当たり550円と、とても安価に設定させていただいております。

お食事の時間は、職員もご利用者様も同じテーブルでそろって、みんなでいっせいに「いただきます！」をするのが、長尾台診療所 デイケアセンターの名物。それぞれがバラバラに食べ始めるということはありません。それによって当センター全体が、「団らん」になっているわけです。まるでご家族様や気の合う仲間たちと、和気あいあいとランチをしているかのような雰囲気の中、リラックスしてお食事を楽しむのが伝統になっています。

的当てゲーム、ベンチサッカー、玉入れ、輪投げ、ボール回し、風船バレー、缶積み、文字当てゲーム、しりとり、かるた、ドミノ、ジグソーパズル、ちょっと大きめに作った百人一首など、レクリエーションはリハビリ効果を考えながら、「身体を使う」ものと「頭を使う」ものをバランスよく取り混ぜて行っております。

レクリエーションは、集団リハビリと位置付けられます。身体を動かすだけでなく、他の人とコミュニケーションをとることが大切なのです。他のご利用者様がやっておられる姿を見て刺激を受け、「あんなことをしてみたい、出来るようになりたい」と思うことによって、ご本人の持っておられる本来の機能以上の能力を発揮することができるようになります。集団リハビリはまた仲間意識も出来やすく、自然な会話が生まれてきますので、だんだんと活気が生まれ脳も活性化されてきます。

そうすると認知症のご利用者様でもだんだん笑顔が出てきて、次に言葉が徐々に話せるようになり、「今日は何曜日」ということも分かるまで回復されるケースもあります。身体機能の改善についても同様です。ですから集団リハビリ効果のあるレクリエーションはとても大切なイベントなのです。

長尾台診療所 デイケアセンターのお風呂はみんなで楽しく、会話を楽しみながら入っていただくのがモットーです。並んで順番を待って入るのではなく、ご利用者様ご自身がお風呂に入りたい時に入っていただけますし、自分でできることはご自身で、介助が必要なところはスタッフがお手伝いして、できうる限りご家庭でのリラックスした入浴と変わらないよう心がけています。お風呂では、季節に合わせて、バラ湯やユズ湯、菖蒲湯をお楽しみいただけます。

お風呂のお湯は毎日入れ替えていますし、お湯が湯船の外に出て減ってしまうと自動的に給湯されるような仕組みになっていますので、わざと湯船の中で暴れて新しいお湯を楽しんでいらっしゃるご利用者様もいらっしゃいます。それもまたリハビリにつながりますので、ご本人の希望を優先させつつ、皆さまに楽しんで入浴して頂けるよう、日々努力してまいります。

当デイケアセンターには、理学療法士1名・作業療法士が2名おり、身体的なことだけでなく、ご利用者様がどのような生活を送られていて、どのようなことに困っておられるのかをヒントに、リハビリのプログラムを考えていきます。活動時間、お風呂への入り方、トイレの利用頻度、介助者への負担、食事のとり方など、よく観察させていただいているからこそ、ご利用者様に合う最適なプログラムを考え出すことが可能です。

歩き方に問題があるようであればそこをチェックしますし、座っておられる時の姿勢はどうか、食事の食べこぼしの量はどうかなどについても、ヘルパーからお聞きします。もちろんご利用者様ご自身からご相談を受けることもあります。その方の身体機能のよい部分、悪い部分の情報をできるだけたくさん集めて、リハビリプログラムに活かしていきます。

家で動かずにずっと過ごされている方であれば、当デイケアセンターにお越しいただいて少しでも体を動かしたり、他の人と会話する機会を設けたりするだけでも、身体機能が向上したり、機能低下の予防につながったりします。

当デイケアセンターでは、理学療法士・作業療法士・マッサージ師等によるマッサージが無料で受けられます。リハビリプログラムと同様、ご利用者様の過ごし方をよく観察し、ヘルパーからの情報を取り入れつつ最適なマッサージを行います。

理学療法士・作業療法士・マッサージ師が常に心掛けているのは、患者様との間の距離感をできるだけ縮め、信頼していただくこと。安心して身をまかせていただいて、その方のお悩みを打ち明けていただけるくらい親身になって接したいと思っています。この様に機能訓練を行うだけでなく、リハビリ作業をしながら心の通い合いをすることで、患者様のさらなる回復を目指していきます。

枚方市内はもちろん、寝屋川市・交野市、京都府八幡市・京田辺市など幅広い地域から数多くのご利用者様がいらっしゃいます。

ご希望の方には、ご自宅まで車で朝のお迎えに参ります。また、夕方には車でご自宅までお送りいたします。車の乗り口が高い場合は踏み台を置いて段差を解消する、車いすをご利用される方には車いす対応のお車を配車するなど、ちょっとした気配りも欠かしません。1日の始めと終わりを気持ち良く過ごしていただけるよう、最大限に配慮いたします。