
ケアプランとは介護サービスの利用計画書のことで、介護保険適用のサービスを受ける場合は、必ず市区町村に提出しなければなりません。上記のとおり、通常はケアマネージャーが、利用者本人・家族と相談しつつ内容を作成していきます。ケアマネージャーは利用者のニーズを把握し、どのような援助を行うことが自立支援につながるのかを考慮したうえで、利用すべき介護サービスの種類、頻度、時間などを立案します。
1.ケアマネージャーが利用者本人とその家族の状況を確認するために話を聞きます。生活状況を見る必要があるため、多くの場合、自宅訪問を行います。ここで、「今はどういう状況で、どのような生活を送りたいのに、どういう問題があって介護が必要なのか」を明確にします。これを「アセスメント」といいます。そして、「利用者は運動が好きなので、体を動かす機会を増やしたい」「人と話すことが好きなので、そういう場所に行きたい」など、利用者や家族の希望に合わせて、長期的、短期的な目標を作ります。
2.設定した目標を達成するために必要なサービスを検討します。例えば「半日のデイケアセンターに週2回通い、訪問介護のサービスを週2回、1時間ずつ利用する」など、計画を具体化します。本人や家族の同意が得られれば、ケアプランが完成します。